どうしたらいい? ケアマネジャーのお仕事探し

いまや人口の4分の1が高齢者という日本。介護業界の人手不足も深刻です。
ケアマネジャーは施設ごとに必要な人員が決まっているので、現場で介助をする仕事に比べれば、求人数は少な目ですが、そのぶん、事業所や施設では質の高い優れたケアマネジャーが求められています。
でも、いざ求人を探すとなると、どこを見ればいいのか、何に気をつけたらいいのか、迷ってしまいますよね。

そこで、今回は効率よく、希望にマッチした仕事を見つけるためのコツをお伝えいたします。

居宅系と居住系の違いとは?

求人を探す前に、まずは、ケアマネジャーとしてどのような形で働きたいのかを、考える必要があります。

ケアマネジャーの求人は、主に『居宅介護支援事業所』と『居住系施設』の二つです。
居宅介護支援事業所とは、要介護認定の申請や、介護サービスを利用するときの窓口になる事業所のこと。ここではケアマネジャーが数多く常勤しており、介護に関する相談に対応しています。
仲間同士で情報交換をしたり、お互いをライバルとして刺激し合うこともでき、ケアマネジャーにとってはありがたい職場といえます。

居住系施設とは、主なものでいえば特別養護老人ホーム、老人保健施設、グループホーム、有料老人ホームなど。施設によって人員数が決まっているので、仕事量はそれぞれ差があります。
また、ケアマネジャーの仕事だけでなく、他の仕事も兼任でこなさなくてはならないことも多いようです。ただ、給与形態や福利厚生などは整った施設が多く、働きやすい勤務時間帯であることが一般的なので、職場選びに悩むことはあまりないといえるでしょう。

居宅系と居住系の違いとは?

居宅系も居住系も、基本的に求人を探す方法は同じです。

1. ハローワーク

求人といえばハローワーク。扱う求人数は圧倒的です。また、直接出向かなくても、パソコンで「介護専門員」「ケアマネジャー」で検索すれば、募集情報を見ることができます。
ハローワークは常勤の募集が比較的多いようです。ただ、募集フォーマットが決まっているので、職場に関する情報量が他媒体よりやや少な目。人気の職種はすぐに埋まってしまうので、気になる募集があったら迷わず行動するスピード感が勝負です。

2. 新聞折り込み、求人雑誌、フリーペーパー

募集地域が限定されているので、目指すエリアでの求人を効率よく探せます。
ほとんどが週単位で更新されるので、つねに最新の情報に接することができます。コンビニや駅で手に入るので、見かけたら目を通すようにするとよいでしょう。 ケアマネジャーの募集状況を知るだけでも参考になりますし、非常勤の募集も多く掲載されています。

3. インターネット求人サイト

写真やスタッフのインタビューなど、職場の情報が充実しているのが利点。気になる情報を保存したり、スカウトメールがくるなど便利なツールを備えたサイトもあります。
また、まだまだ数は少ないですが、介護求人専用サイトも利用価値は高いです。ケアマネジャー求人特集が組まれていることもあるので、定期的にチェックしましょう。

4. 転職支援会社のサイト

転職の場合はぜひ利用したいシステムが転職支援会社のサイト。登録した求職者と企業のマッチングを行い、双方の希望に応じた形で就業をサポートします。
専門知識を持ったコンサルタントが希望に合った求人を選び、条件交渉や面接の設定をしてくれて、就職相談にも応じてくれるなど、全面的なサポートが特徴です。 最近は、すべての企業が一般に募集をかけているわけではなく、転職サイトの「非公開求人」という形で募集を行うことも増えています。
転職希望者が対象ということで待遇面では良い条件のものが多く、見逃せない情報源といえるでしょう。

いずれの方法を使うにしても、ぜひ実行したいのが、少しでも気になった情報は必ずピックアップして保存しておくこと。
あとから比較検討して初めて、良さがわかることもあります。といっても、求人情報には期限がありますので、効率よく情報を集め、取捨選択して、応募までもっていくことが大切。
いろいろな媒体を上手に利用して、自分に合ったケアマネジャーの仕事を見つけましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る